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広報誌 ネット&ライン No.83 1999 冬号
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          金山町長
金山 鎭雄

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      人が輝く、緑がきらめく、
          活き生きタウン"かなやま"

 

 金山町は、昭和30年に美濃と飛騨にまたがる3郡4町村が合併して誕生した豊かな緑と清流に囲まれた町です。
 町づくりの目標として、金山町に住む人たちが、自分の町の良さを評価し、住みやすいと感じ、自信を持って暮らし、金山町の存在と役割が周囲から認められるそういう町を目指しております。
 そして、行政の進め方は、地方自治の本旨である住民自治の理念に徹し、住民に開かれた、住民参加の町づくりをすべきと考えます。
 例えば、平成9年4月から「金山町行政手続条例」「金山町情報公開及び個人情報保護に関する条例」を定め、行政事務の効率化と情報公開の請求に応え、また、「行政事務懇談会」を設置し、町内52地区の集落へ出かけて、直接住民の意見を聞いたり質問に答えています。この懇談会は職員4人を1チームとし、それぞれが担当地区を受け持ち、年に一度は出かけるようにしています。
 急速に進みつつある高齢化、少子化そして過疎化対策、環境問題、健康づくり、情報化社会など行政の抱える問題は多種多様であります。
 こうした問題に対処するため、「人が輝く、緑がきらめく、活き生きタウン"かなやま"」を町の将来像として、平成8年度に「金山町第三次総合計画」を策定し、平成17年度を目標年次として町の活性化と行政改革を進めております。
 以下に主な施策を紹介します。
 昭和62年からアラスカ州ケチカン市と教育交流を行い、英語の習得と国際感覚のある社会人の基礎づくりに努めています。
 主な交流は、お互いに1名の外国語講師を派遣し、この講師が保育所、小学校、中学校で英語教育を行っています。この交流とは別に、金山町は更に1人の米国人講師を採用しています。
 また、両国の中学生それぞれ20名前後がアメリカからは夏休みに、日本からは春休みに2週間ほど、お互いにホームステイしています。
 こうした交流が10年以上になり、ホームステイで訪れた生徒が大人になって再訪したり、講師として派遣されたり、英語を活かした進路を選択するなど成果を上げています。平成9年に教育交流10周年を迎えたのを機会に、姉妹都市提携に発展させ、更に交流を深めております。
 また、中学校では1人1台、小学校では2人で1台のパソコンを使えるよう設置し、パソコン教育にも力を注いでいます。これからの社会ではパソコンは必須の道具であると考えます。そして、パソコンを扱うには英語の能力が付いてまわるから英語教育も大切だと考えます。

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 金山町中心地

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  金山四つの滝の一つ「白滝」

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 アラスカ州ケチカン市との教育交流

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「ウエルネス短期大学」入学式

 

 役場庁舎内では、情報化社会に対応するため1人1台を目標にパソコンの配備を進め、平成9年から庁舎内LANを開始し、出先機関との接続改善のため現在光ファイバーの敷設を進めています。
 また、インターネットのホームページを開設(http://tele.hidanet.or.jp/~kanayama/)して公開するとともに、庁舎内ロビーにインターネット接続用のパソコンを置いて町民に自由にさわってもらえるようにしています。
 高齢者に対する福祉政策は、全国的な問題ですが、当町も高齢化率は高く(平成10年4月現在27.4%)高齢者に対する施設の充実は、住民の強い要求であります。
 幸い平成10年度中に、益田広域事務組合の特別養護老人ホームが本町に建設され、介護保険制度がスタートする平成12年に運営開始の見込みとなりました。これに併せて町ではショートステイ、デイサービスセンター、ヘルパーステーション、在宅介護支援センター、訪問看護ステーションを建設し、お年寄りが安心して暮らせる町づくりの一端を担うこととなりました。
 健康づくりは、長寿、高齢化社会に向けて最も重要な施策の一つでありますが、温泉施設「ゆったり館」や保健施設「健康館」の一帯を「ウエルネスぬく森の里」として、健康づくりの拠点としています。
 町独自の「ウエルネス短期大学」は、健康づくりの3要素である「栄養、運動、休養」の3側面から一人ひとりのライフスタイルに合わせた教育をしており、ユニークな事業であると自負しています。
 また、この地内に岐阜県により「道の駅」が建設されましたが、平成11年度からは町でそれに付属する総合交流ターミナルセンター(レストラン、物産販売所及び健康づくりを目的として利用していただけるような宿泊施設)の建設を予定しています。
 環境保護は、近年全国的な問題でありますが、金山町でも豊かな山の緑と清流を守るため、平成4年に「金山町良好な環境の確保に関する条例」を、平成9年には「ごみの不法投棄の防止等に関する条例」を設けましたが、さらに、今後はISO14001に準じた内部規制を設けて、これ以上自然を汚さない、町を汚さないように努めるべきと考えています。
 濃飛横断自動車道、美濃東部区域農用地総合整備事業による広域農道の建設に向けて着々と準備が進んでおりますが、環境に配慮して工事が進められるよう努めなければならないと考えています。
 こうした施策が功を奏して、金山町の住民が住みやすい町と感じ、金山町を愛し、町外の人たちが金山町を訪れ、更に金山町に住んでいただけるようになればうれしく思います。

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特別養護老人ホーム、総合交流ターミナルセンター等建設予定地の「ウエルネスぬく森の里」