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広報誌 ネット&ライン No.127 2010 冬号
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セキュリティ対策シリーズ
日常に潜む危険度チェック〜セキュアポイント〜X


セキュリティで重要なことは、リスク認識です。

このためには 1. 身の回りにあるリスクの認識
2. セキュリティ対策を行う目的の理解
3. リスクに対する対策を考える力を身に付ける
ことが必要です。

 本誌では、職場に潜む危険度チェックとして、日常事務の一例を御紹介します。
 普段の仕事の流れ、そして行動パターンの中に、思わぬ危険が含まれていることもあります。何気ない振る舞いの中で思いつくことがないか、気懸かりとなっていることがないか、読者の皆様にも一緒に考えていただき、セキュリティ対策の参考としていただきたいと思います。


◆ 例 ◆ パソコンが故障しました。
パソコンを修理に出すか廃棄する必要があります。
パソコンが落下する様子のイラスト
このとき、あなたは何に注意しますか?





パソコン故障の特徴
パソコンの故障の原因は、ソフトウェアの故障及びハードウェアの故障があります。ソフトウェアによる故障では、操作の手違い、単純ミス、ウイルス感染/スパイウェアの侵入などによるもの。ハードウェアによる故障では、部品の変形、仕様以外の使い方によるダメージ、接触不良、初期不良発現、経年変化、温度/吸排気管理不足などがあります。また、パソコン本体のハードウェアで最も故障しやすいパーツは、ハードディスク(HDD)と言われています(シンクライアントを除く)。

故障の影響
パソコン故障の一番の問題は、蓄積された情報が取り出せなくなることです。市販されているパソコンは、ハードを購入し、アプリケーションは再度インストールすれば済みますが、利用者が登録し蓄積された情報は再現することは非常に困難となります。修理しても故障によってはこの情報が取り出せないだけでなく毀損していたり消えたりする場合があります。

日常的に留意すること
バックアップ
  故障してからバックアップを取ることはできません。また、ハードディスク上のデータが影響を受け壊れる場合がありますので、日頃から外部の媒体にバックアップを取っておくことが重要です。

修理に出す際に留意すること
修理前
  外部に持ち出して修理を依頼する場合は、データ流出・漏洩のトラブルを回避するためにも、消去可能な場合は「データ消去」しておくとよいでしょう。
  ハードディスクに障害がある場合、通常はデータの取り出しや消去ができませんが、特殊な技術で復元が可能な場合があります。このため廃棄や修理に出す時にも注意が必要です。
修理後
  修理から戻ってきたパソコンは、各ソフトウェアの設定が修理前と同じ場合又は初期設定されている場合があります。メールソフトやインターネットエクスプローラなど利用ができても、セキュリティ設定が初期設定されていると脆弱なままとなり、コンピュータウイルス、スパイウェア等に影響を受けますので各組織で決められたセキュリティポリシー(手順書)に沿って設定の確認をしましょう。

パソコンを廃棄する際に留意すること
ハードディスクのデータ消去
  パソコンのHDDに記録されたデータは、ファイル管理領域と、実データ領域に分けられて格納されています。
  ファイルを削除しても、ファイル管理領域の情報が一部変更されるのみで、実データはそのまま残っています。HDDをフォーマットしても、ファイル管理領域の情報が消去されるのみで実データ領域は、そのまま残っています。完全消去を行う専用ソフト等を使ってファイルは確実に消去しましょう。

パソコンのHDDの状況 データ消去方法例
パソコンとHDDが稼働する場合 ・専用ソフトにてデータ消去
・専用装置にてデータ消去
・HDDを物理的に破壊
パソコン本体は稼働しないが、
HDDは稼働する場合
・他の稼働可能なパソコンにHDDを接続して
 専用ソフトにてデータ消去
・専用装置にてデータ消去
・HDDを物理的に破壊
HDDが稼働しない場合 ・HDDを物理的に破壊




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