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広報誌 ネット&ライン No.127 2010 冬号
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「国民投票法の施行に伴うシステム提供」及び
「電子申告における国税連携の取組」について

本 所




はじめに

国では、政権交代、少子高齢化に伴う人口減少社会の現実化等、大きな変化のときを迎えています。

近年報道されている制度改正等については、住民基本台帳法の一部改正、子ども手当の創設、障害者自立支援法の廃止、社会福祉カードの創設、電子申告における国税連携、国民投票法の施行等々多くの改正等が検討・施行されています。

これらの制度改正等のうち、22年5月18日から施行される「国民投票法」(19年5月18日公布)及び23年1月の開始が予定されている「電子申告における国税連携」については、実施時期が明確になっていることから、センターでも今日的にシステム対応を進めており、今回その概要を御紹介いたします。




1 国民投票法の施行に伴うシステム提供

22年5月18日から国民投票法が施行されることに伴い、センターでは市町村での国民投票に係る各種事務を支援するシステムを開発いたします。

開発システムは、以下「システム概念図」のとおり、システムを準備しております。

各システムは、22年3月末を目途に各市町村に提供いたします。

システム概念図



2 電子申告における国税連携の取組

電子申告における国税連携とは、税務署に申告された所得税確定申告書に係るデータ(*1 e-Tax、*2 KSKデータ)を、eLTAXを通じて市町村に電子的に配信することであり、確定申告書のデータ入力の軽減、課税誤りや情報漏えいのリスク解消を図るものです。
  国税連携については、23年1月の開始が予定され、現在は、国税庁、総務省及び地方税電子化協議会でシステム的な実現性、費用面等について調整が行われています。
  以下に国税連携の対象データ、国税連携実施後の手続の変更、課題等について御紹介します。

(1)国税連携対象データ

対象データ(帳票) 数値データ イメージデータ
e-Tax 確定申告書1表 ×
確定申告書2表 ×
確定申告書3表 ×
確定申告書4表 ×
確定申告書5表 ×
KSK 確定申告書1表
確定申告書2表 ×
確定申告書3表
確定申告書4表
確定申告書5表

*○印:対象となるデータが配信されます。
*×印:対象となるデータが配信されません。
*国税連携対象データには、現年度分及び過年度分を含みます。
*利用者が提出(入力)していない帳票は、数値データ及びイメージデータ共に対象となりません。

(2)国税連携実施後の手続の変更
個人住民税用としての「○住マーク」は廃止となる予定です。
  税務署から提供される紙媒体の収受は不要となります。
  数値データの収受により、パンチによる課税資料データ作成が不要となります。
   (KSKデータの2表はイメージデータのみのためパンチデータ化が必要です。)

(3)国税連携対応に向けた課題
ア 運用形態の検討
  KSKの確定申告書2表データが数値データでは配信されず、イメージデータのみとなりますが、住民税課税において2表データは重要であることから、国税連携対象データの取込みについて検討が必要となります。
イ 住民税申告受付支援システムデータの取扱い
  住民税申告受付支援システムで受け付けられたデータについて、国税連携対象データと重複する可能性があるため、データ連携について検討が必要となります。
ウ 当初課税のスケジュール
  国税連携データの配信完了時期が明確でなく、4月となることが想定されるため、当初課税スケジュールの見直しが必要となる可能性があります。
エ 課税資料の確認方法
  紙媒体での収受がなくなるため、問い合わせ等の対応を検討する必要があります。

(4)今後の取組
地方税電子化協議会から確定仕様書の提示がない現状では、上記(3)の課題を踏まえ、これまで地方税電子化協議会から提示された仕様書を基に、効率的・効果的にシステム改修を行い、より良いシステムの提供を目指します。


*1 e-Tax 国税電子申告・納税システム   *2 KSK  国税結合管理システム



おわりに

今後、いくつかの制度改正等が予想されるところです。

わけても、住民基本台帳法の一部改正については、「外国人住民を住民基本台帳法の適用対象に加える」とされていることから、センターに限らず外字対応の大きな問題があり、センターのみで解決することに困難が予想されるところであります。

今後は、これらの制度改正の動きに注視し、市町村の御指導をいただきながら円滑なシステム改修を進めてまいりますのでよろしくお願いします。




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