トップページへ 広報誌 ネット&ライン>No.96 最新号 バックナンバー

広報誌 ネット&ライン No.96 2002 春号
もどる

随想


▲御嶽山
 小坂町は、飛騨地方南部の東端、御嶽山西麓に位置する自然豊かな山村です。
 御嶽山麓ということから町内の標高差は2,600mにも及び、また、総面積の97%を森林が占めています。このため、いくつもの渓谷や滝が形成されており、特に滝は確認されているものだけで220を数え、日本一滝の多い町として知られています。
 本町には、湯屋、下島、濁河というそれぞれ特色を持った三つの温泉地があり、環境省から国民保養温泉地に指定されています。今、益田郡を中心に南飛騨国際健康保養地構想が進められていますが、温泉浴・森林浴が楽しめる正に癒しの町であります。
 この霊峰御嶽山の恵まれた自然環境や、先人たちが築いた歴史風土と人間生活との調和を図り、自然と生活がとけあった心豊かな町づくりを進めるため、「人と森と水がおりなす個性豊かな活力に満ちた自然文化の郷」を町の将来像と定めた第4次総合計画を基本とし、魅力ある町づくりに努めています。
▲町花「ひめしゃが」
南飛騨国際健康保養地づくり
 多くの緑と美しい清流に恵まれた南飛騨は、温泉が豊富な素晴らしい地域です。本構想はこの自然環境を最大限に活かそうと考えられたもので、従来の温泉施設やスポーツ施設に加えて、西洋医学、東洋医学、薬膳、食事療法、運動療法、温泉浴、森林浴、メンタルヘルスから美容、音楽、芸術までを含めたあらゆる健康資源を取り入れています。地域の各町村と連携し、心身共にリフレッシュできる健康リゾートを目指しています。
 小坂町においては、医療、福祉、保養、観光等各種施設の整備、健康資源の確保、健康体験ツアーの実施などを行ってきましたが、まず地域住民が健康であることが重要と考え、「21世紀元気宣言」を行い、各種組織・団体・業界などの協力を得て、自らの健康は自らが守り・つくるを基本とした町民総参加による健康なまちづくり運動を進め、明るく元気なまちを目指しています。


飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア構想
 高地でのトレーニングは身体機能の向上に効果があります。マラソンの高橋尚子選手もアメリカの高地ボルダーでトレーニングをしたことで知られています。
 本町は南飛騨国際健康保養地構想の一環として高根村、朝日村と連携して高地トレーニングエリアづくりを進めています。自然環境に恵まれた標高1,300〜2,200mという広大な飛騨御嶽高原は高地トレーニングの適地として、近年、スポーツ界で注目されており、すでに実践練習や研究、合宿等が活発化し、飛騨御嶽尚子ボルダーロードとして県道整備も進められています。
 本構想ではグラウンド、ランニングコース、トレッキングコース、温水プールなどの様々な施設整備が計画されています。また、国の「ナショナル高地トレーニングセンター」の設置を誘致しています。トップアスリートの身体能力強化はもとより一般の来訪者や地域住民の健康回復・増進などに資するとともに地域活性化を図るため取り組んでいます。/TD>

〜溶岩流と滝めぐり〜
巌立(がんだて)峡
 渓谷に沿って荒々しい岩肌をみせる「巌立」は、御嶽山の大噴火で流れ出た溶岩によってできた高さ72m、幅120mの柱状節理の大岩壁で、県指定の天然記念物です。
 対岸にある「がんだて公園」は、休憩茶屋、四阿、駐車場などが整備されており、ここから目前に迫力ある巌立の造形美を眺めることができます。また、公園から渓谷沿いの滝見遊歩道を進むと三ツ滝、あかがねとよ、からたに滝を間近に眺めながら森林浴に浸ることができ、秋にはもみじ狩りも楽しめます。
 近くの下島温泉にある温泉保養施設「ひめしゃがの湯」では、散策後の入浴や薬草料理が楽しめます。

▲県指定天然記念物「巌立」


▲巌立峡「滝見遊歩道」

▲温泉保養施設「ひめしゃがの湯」

根尾の滝

▲根尾の滝
 数多い滝の中でも一番落差の大きいものが「根尾の滝」です。その落差は63mあり日本の滝100選にも選らばれた名瀑です。多くの滝は山深く急峻な渓谷にあるため近くまで行くことはできませんが、ここは滝まで2.5kmの遊歩道が整備されており、途中には溶岩の大岩壁や原生林が見られます。歩く健康づくりだけでなく滝セラピー、森林浴を楽しむことができます。